前提
プレイ時間は6時間程度（うろ覚え）。難易度ノーマルで1週目クリア。このゲームは2週目でないと入手できない武器等もあるので、全部を味わいつくしたわけではない。
数か月前のPSプラスのフリープレイでダウンロードしたため、有料購入はしていない。
ラチェット&クランクシリーズは初プレイ
感想が頭の中でまとまったので記録に残しておこうと思う。
感想
良かった点
美麗なCGアニメ。テレビで放映していてもおかしくない
CGは見た目通り3Dのカートゥーン調。オープニングムービーからして美麗で丁度よいデフォルメがされており、そのままの品質でテレビ放映していてもおかしくないと思った。
加えてプレイ画面もきれいで滑らか
プレイ画面も、遠方の背景含めて明るい色調。キャラの動きもヌルヌル動く。激しい戦闘シーンでの処理落ちもなく、後述の視点の問題を除けば非常にストレスフリーだった。リアル路線の映像ではないだけに人間の目が甘めになるのもあるだろうが、逆にアニメ調としてのきれいさは完璧だと思った。
わかりやすくコミカルなキャラクター
キャラクターが分かりやすい。まさに冒険少年敵なラチェットだけでなく、どうみても俗物ヒーローなキャプテン・クォーク、ｻﾞ・悪役のビッグボスとドクター・ネファリウス、脇を固めるヒーロー達や各惑星のキャラ達も、日本語声優がぴったりなのも相まって、異物感のあるキャラは一人もいない。良い意味で典型的だ。
1ステージが丁度良い長さ
1ステージは長くて30分強程度だろうか。ゲームは1日1時間の人でも無理なくプレイできるし、冗長な部分もあまり無い。
良くなかった点
武器が多すぎる
基本的な武器だけで15種類で、さらに上位のオメガ武器がそれぞれあるので、計30種類にもある。まず、それぞれの武器の効果を覚えきれない。次に、ショートカットのスロットが4つまでなので、それ以外の武器選択が非常に面倒。それぞれにレベルシステムと、パネル選択式の装弾数・アイテムドロップ率アップ等の付帯効果上昇システムがあり、つまりは強化が必要。とてもではないが、1週目で全てを強化することは不可能。だからといって、強化を怠ると、次に書くように、ボス戦がつらくなる。
一部のボス敵が非常に固い
後半ボスの「ミセスズーコン」と、「ドクター・ネファリウス」が固すぎる。1つの武器では、補充込みでも絶対に弾薬が枯渇するので、様々な武器を使わざるを得ないのだが、上記のように、全く使っていない武器は、使い方・効果が分からないわ、レベルが低いので威力が低いわでどうしようもない。また、固くて長時間の戦闘になりがちな割に敵の行動のパターンがそこまで多くないので、飽きる。
視点はもう少し斜め上からにして欲しかった
弾丸を撃ってくる敵がいるが、視点が地面に平行気味なので、距離感がつかめずかわしにくかった。視認距離との関係もあるだろうが、もう少し斜め上視点だったら、そこのストレスは無かったかなと思った。
総評
ラチェット＆クランクシリーズが出始めたころは、私の年齢的に有名シリーズとは知っていてもプレイはしなかった。今回無料でやってみたが、無料なので甘い評価かもしれないが、一部を除きストレスフリーかつ非常に完成度の高い作品だと感じた。PS5でも最新作が出るらしいが、ちょっと食指が伸びてしまいそうになっている。
