WAWON’s blog

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【ネタバレ大有り】今年(2020年)の思い出② 映画の思い出

 

 私は大体平均すると1か月に1回くらいのペースで映画館に映画を見に行く。今年は新型コロナのせいで間が開いてしまったし、楽しみにしていた007やキングスマンの新作が度々延期になるなどひどい年だったが、こんな中でも映画は見に行っていた。ブログを初めてからなるべくブログ本編でも感想を書いているので、それ以前のものを中心に、ざっと今年見た映画を振り返ってみたい。なお、見た時期はうろ覚え。リンク先はフィルマークス。ミステリものも盛大にネタバレしてるので注意。

 

 

 

2月 ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

 ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

 こういう雰囲気の映画もダニエルクレイグも好きなので見た。スターウォーズの監督がミステリ映画をするってどんな感じなんだろうと思ったが、結果は非常に安心感のある出来だった。ダニエルクレイグが変人気味な探偵を演じていたがこれが見事にはまり役で、彼はコメディもできるんだなと感心した。一見倒叙ものの作品だが、その実真犯人が居たという筋書きだが、クリスエヴァンス級の役者がなんでこの役やってんだって所から犯人が分かってしまって白けるのが欠点。マスカレードホテルもそうだったが、ミステリ物は、実写にすると配役で犯人が分かる可能性が高いのが難点だ。上映時間は130分だが起承転結がはっきりしていてテンポ良く進むのも良かった。

 

 

2月 キャッツ

キャッツ - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

 キャッツ

 予告編の時点で気になっていた映画だったが、事前にレビューを見て酷評の嵐だったのが逆に興味をそそられて見た。概ね一般的な評判と同じ感想だ。まず、猫の造形が気持ち悪いが、なにより主人公のヴィクトリアが一番気持ち悪いのがたちが悪い。演じてる俳優さんはオリジナルも小顔の割に口と目が元から大きいのだと思うが、これにネコの皮膚を合わせると、余計に顔が小さく見えて、顔のバランスも等身のバランスも悪く見えてひどかった。ネコの皮膚というのが悪く言えばストッキングを被って後ろに引っ張っているような感じなのだ。子猫の設定のためか、中性的な容姿に見えたのもいただけない。ミュージカルシーンとしては、これも一般的に言われているが、カットが多めなのと、全体を映す時間が短かったのも、せわしなかった。生で劇場で見るときみたいに、パノラマ的に全体を見渡すシーンがもっと多めでも良かったのではと思う。歌と音楽は良かったので、ミュージカル版を見に行きたくなった。今でも行ってないが。

 あと、イアン・マッケランが演じたガスはメインの歌パートがあったので良かったが、ジュディ・デンチみたいな大御所俳優の役柄はあまり好きになれない。とりあえずデンっと出ておいて、好感度保ちながら優しい心で主人公を導いていれば良いでしょみたいな。狂信的な宗教の教祖みたいで変な感じもしたしね。

 

 

6月 ランボー ラストブラッド

ランボー ラスト・ブラッド - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

 ランボー ラスト・ブラッド

ティーブンセガールとか、昔から主人公が無双する映画は割と好きで、コロナの外出禁止明けにスッキリしたかったから見た。後半は期待を外さない無双っぷり。前半はランボーが怒りゲージをMAXにするための前菜でしかない。最初の卒業パーティー場面での洞窟紹介もそのためだ。ヒロインを一回目助けに行ったときに、なんでタコ殴りにされたのか不思議だったが、メタ的に見ればメインディッシュの殺戮大会前のスープみたいなもんだ。最後はボスの心臓をえぐり出してエンディング。最後の洞窟戦で何発か弾に当たるのも、塩・胡椒の味付けくらいに過ぎない。ベトナム戦争の帰還兵で孤独の身という社会派的な部分が無いわけではないけど、やっぱりこういう映画も必要なんだなぁと感じた。

 

 

6月 ドクター・ドリトル

ドクター・ドリトル

ランボーはこってりしていたので、あっさりした映画も見たくなって、この映画を見た。事前にレビューを見ると、ストーリーの弱さが欠点してある一方で、ファミリー向けとしては高評価だったので、そういう映画のつもりで見て、やっぱりその通りで、あっさり映画を求めていた自分としては楽しいし満足だった。そりゃ、なんで主人公を殺そうとしている義父が手のひら返しで船を貸すのか?とか、最終目標を守るドラゴンの悩みが便秘だったってどんなオチだ!とかあるかもしれないけど、これも複雑に考えちゃダメだし、そういう映画じゃないって見る前から分かる作品なので、要は期待から外れなければ良いのだ。日本語版を見たが、どうしても声優の藤原啓治の遺作とう面が強調されていて、それが雑音だなぁとは思っていたし、全般的に動物の声優がいわゆるイケボ的な声が多くて違和感が結構あった。もっと野太い声を期待してたのだけれども。

 

 

12月 ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

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 ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

 これだけ、ブログを始めた後に見たけど、これで1本にするほどの感想が無かったので、ここで纏めて書く。正直期待外れ。意外と一般的な評判は良いのだが、やはり、前作を知ってるかどうかはひとつの要因だと思う。自分は前作を見ていなかったから、90分の映画なのに、こんなにローテンポで面白くないコントの映画を見せられて退屈になる映画だとは思わなかった。また、キーとなるキャラクターも前作からの続投が多く、設定の説明のなんとなくしか分からない。

 ハイテンションかと思いきや、自分にとってはキアヌ・リーブスはローテンションで無表情だった。それがキアヌっぽいところなのだが。音楽は最初の披露宴でのテルミン演奏が笑えた程度で、最終目的である「世界を救う曲」というのも、自分にとってはありきたりの曲にしか聞こえなかった。

 良いところを上げるとすれば、娘2人は可愛かった。これもテッドの娘の方が評判が良い気がするが、自分はビルの娘の方を推したい。

 

 

 年始は、『燃えよデブゴン』は見るとして、『ワンダーウーマン1984』はどうしようかまだ迷い中。