7月8日に新宿歌舞伎町タワーで109シネマズプレミアムで、劇団新幹線の「紅鬼(あかおに)物語」のライブビューイングを観た。自分にとっては新規なことが多いイベントだったので、ブログで感想を書こうと思う。
109シネマズプレミアムとは?
新宿の歌舞伎町タワーの9階にある109シネマズは全席プレミアムシートで2クラス制。下位グレードのクラスAで通常4500円、上位のクラスSが6500円。今回クラスAでチケットを取った。ただし、今回はライブビューイングはクラスAでも6500円だ。
失敗したのは、劇場がそういうところだと知らなかったからだ。紅鬼の主演の鈴木拡樹を昔から知っていて久しぶりに彼の演技を観てみたかったのと、劇団新幹線も「ゲキ×シネ」とか言って古田新太が出てたなぁ、そのうち観たいなぁと思っていた。その前に鈴木拡樹と小林賢太郎の「学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート」の抽選に落ちたのが悔しかったので、今回はリベンジ。とはいえ情報知ったときにはもう完売してたので、ライブビューイングにしたというわけ。目的が劇だから、劇場がどこかとか気にしていなかったので、「バルト9だっけ?、ピカデリーだっけ?」くらいにに思っていて、「109シネマズってどこ?歌舞伎町タワー?」みたいな感じだった。で行ってみたら思い出した。歌舞伎町タワーが出来たころに、「全席プレミアムシートの映画館もできた」とかいう話を。そういえばyoutubeで感想動画もあったな。
という感じで開演15分くらい前に行ったのだが、この映画館、1時間前からラウンジでゆったりしながらポップコーン食べ放題、ソフトドリンクが飲み放題なのだ。もっと早く行けばよかった。他に軽食やアルコールもあるが、それらは結構高い。これらのポップコーンとドリンクは上映前まで。開演後は途中休憩がある場合も注文はできない。
劇場内は、全席プレミアムシートということで、まず隣と仕切りあり。勿論肘掛けも独立。特に左側は広幅で、ちょうどポップコーンの箱を脇におけて便利。椅子は体重で座面と背もたれが倒れるリクライニング式。体重で自然とリクライニングできて快適。
紅鬼物語を観てみて
そんな快適な環境で観劇した今回の劇。休憩20分を間に挟んだ2幕構成で1幕が役90分程度。
源蒼(みなもとのあお)役の鈴木拡樹はもう40歳になっているはずなのに、相変わらずイケメンやねぇ。カワイイ系でも俺様な感じもしない穏やかな感じが、男から見ても安心できる。もう一人の主人公の紅子役の柚香光(ゆずかれい)は、正直鈴木拡樹より凛々しい。さすが元宝塚。歌もうまい。これは適役です。
この演劇を観ていて、好きな部分とそうでない部分はハッキリしている。好きな部分は、ロック調の音楽、緞帳(風の壁)を利用した映像演出、舞台の切り替わりによる目まぐるしい舞台転換、登場人物同士の掛け合いなど。嫌いな部分は演劇っぽい役者のオーバーな演技だ。ライブビューイングだと、人物をアップで映すことがあるのだが、遠くから見ると割合とオーバーな表情や身振りの方が良いのかもしれないが、アップで見るとクドすぎる。主人公の二人やゲスト俳優たちはそうでもないのだが、専属役者の人たちはきつかった。特に犬・狐の精霊とか、大工とか、村長とか。大工の人は踊りはうまくてあんなに激しい動きをして息を切らさないのは凄いと思うのだが、オーバーアクションがどうにも気になった。できれば、その大工を殺す方の幼馴染の村人くらいが良かった。そこは、ライブビューイングじゃなくてリアルで遠くから見ろよってことかもしれない。
ストーリーはまぁ、そんなに。よくできた話とは思わない。主人公二人夫婦の愛情物語としては良いが、それ以外がなんとも。「あべべていめい」と「狐の精」は、ストーリーを強引にかつ都合よく進めてくれる案内役で、それが二人もいるという。「あべべていめい」だけで良かったのではないだろうか?錦鯉の「コンニチワー」のギャグをやっていたが、登場人物の多くがこの「コンニチワー」のノリで演技するのがきつい。最後は一番納得いかなくて、なんで桃千代が主人公の二人とも殺す役目なのか?娘と恋仲ならなおさら殺さないのでは?そこがものすごく納得いかない。細かいところでは、村人が最後鬼狩りしようとするが、するわけないだろ!全員死ぬかもしれないんだぞ!とか、鬼の娘だと藤を殺そうとしたあべのていめいが、最後は藤を助けに入ったとか、詰め込みすぎではないかと思った。まあ、隣の席の女性は最後のシーンで泣いてたけど。
平均すると好きなところも好きじゃないところもあって、平均70点くらい。今年は劇団新感線は秋冬講演もあるらしいが、またイノウエカブキで同じテイストなんだろうなぁ。どうしようかなぁ。
ちなみに、皆さんなぜか公式サイトのビジュアルより本物の方がカッコイイよ。
値段としては、大型の演劇見てるんだし、6500円でも高いとは感じない。109シネマズは4500円はどうなんだ?ということなだが、映画通常料金2000円、ポップコーンとソフトドリンクセットが1000円、プレミアムシートで1000円と考えれば合計4000円。それにゆったりラウンジの500円と考えれば、ものすごい高いとは思わない。ただし、この映画館が9階にあるのが非常に面倒で、ひたすらエスカレーターを上っていかないといけないのがつらい。
歌舞伎町タワー
歌舞伎町タワー自体は、平日とはいえ夕方とか夜に2階の屋台村を見たが、結構感閑散としていた。ネットで「廃墟化した」とか言われていて、さすがにテナントいなくて廃墟ってわけではないが、お客は少ない。歌舞伎町はわざと作った歌舞伎町タワーより、自然体でそこら中がネオトーキョーみたいな町だから、それにかなうわけがないのだろう。
