【ネタバレ有り】映画『モンスターハンター』感想

 

『映画 モンスターハンター』公式サイト (monsterhunter-movie.jp)

 

 

 

前提

 ■見た劇場は池袋のシネマサンシャインで3DIMAXの字幕版

 ■筆者は、ゲーム版は過去に『モンスターハンター・ワールド』の無印を100時間程プレイしたことがある。『アイスボーン』は未プレイ。『モンスターハンターシリーズ』に特段の思い入れは無い。

 ■事前にネタバレ含むレビューは動画含め閲覧済であり、ストーリは結末まで把握した上で鑑賞した。

 

あらすじ(フィルマークスより)

 消息を絶った偵察小隊の捜索に当たっていたアルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)率いる特殊部隊は、激しい砂嵐に飲み込まれてしまう。砂嵐が去った後、彼らの目の前に現れたのは、未知なる世界と・・・ありえないサイズの超巨大モンスター!果たして元の世界に戻る方法はあるのか? すべての真実を知るためには、次々襲来する巨大モンスター達を倒し、生き残るしかない。狩るのは人間か? モンスターか!? 究極のサバイバルがいま始まる!

 

感想

全体感

どちらかというと格闘アクション+モンスター映画

 後述するが、本作の中身としては、「ハンティング」の部分は最後のリオレウス戦くらいで、ミラ・ジョヴォヴィッチVSトニー・ジャーの格闘シーンと、ディアブロス+ネルスキュラに襲われるモンスターパニック映画の側面が強い、ハンティング:格闘:モンスターパニックが1:1:2くらいの割合で配置されている。なので、「一狩り行こうぜ!」的な感覚で映画を観るとがっかりするかもしれない。一方で、ゴジラキングコングのようなモンスターを主軸にしたパニック映画としてみれば、それなりに面白い部類だと思う。

 

良かった点

モンスターの造形がリアルで迫力満点!

 今作に登場するのは、ディアブロスネルスキュラリオレウスゴア・マガラ。そして草食のアプケロスと、なんか知らんが魚みたいなやつ。どいつも、さすが映画のCGの質は素晴らしく、ディアブロスが砂から襲い掛かるシーン、リオレウスが炎で現代兵器を爆撃して瞬殺するシーンなど、迫力満点の展開があり、面白い。

 

良くなかった点

■構成のバランスが悪い

 事前に見たレビューでも結構言われていたが、最初のディアブロス&ネルスキュラとの戦いが比較的長く、頭脳戦も加えてなんとかディアブロスを倒したのに対して、次のリオレウス戦は正々堂々のガチンコ勝負で決着も早かった。戦闘にマンネリが無いという点では良かったが、この程度だったら、もう1戦加えても良かったのでは無いかと思った。また、ネルスキュラは無数発生し、人間を巣にとらえて卵を産み付けてくるという、非常に気持ち悪い存在として書かれており、さすがに、モンハンでこれはやりすぎに感じた。

 

監督いつもの「俺たちの戦いはこれからだ」エンド

 最後に「ゴア・マガラ」が出てくるが、そこに戦いを挑む所でエンディング、さらには塔の上からフードを被った男がいて・・・みたいな終わり方。このポール・W・S・アンダーソンという監督、「モータルコンバット」といい、「バイオハザードシリーズ」といい、こんな終わり方ばかりだ。次回作を狙ってるのかもしれないが、一方で

 

現代兵器が弱すぎる

 先述したが、リオレウスは、戦車等の現代兵器に対して、空から炎で爆撃して無双する。これはこれで良かった。ただ、ディアブロスに対してもそうだったが、現代兵器の弾を撃ち込んだ時に当たっておる感触の無さが酷かった。射線は出てるのに、相手の皮膚にあたったエフェクトが無い。普通は、あたった上で、それが弾き返されることで、モンスターの防御力の高さが見えるのに、それが全く無いから、非常に違和感があった。

 

脇役の扱いがB級映画

 ミラ・ジョヴォヴィッチトニー・ジャー以外の脇役の扱いが酷い。彼女の部下の兵士は、よくあるパニック映画で殺されるのを指折り数えていそうな連中ばかり。トニー以外のハンタもやられ役でしかない。なぜか美男美女コンビハンターが居たが、あいつらも何の役にも立ってない。ハンター司令官の金髪親父はどこかで見た顔だなと思ったら、ヘルボーイロン・パールマンだった。さすがに彼にだけは花を持たせていたようだ。日本人では、受付嬢役で山崎紘菜という人がキャスティングされていたが、やたら望遠鏡でのぞき込むだけで、セリフ殆どなし・武器無し・殆ど役に立たずで、なんで最後の戦闘シーンに居たのか全然分からない存在だった。

 

総評

事前にレビューを閲覧していたので、想像通りと言えば想像通りの映画だった。なので、この映画を観たければ、事前にレビュー等を見ておくのが良いと思う。ネタバレというほどのネタバレも無いので。わざわざIMAX3Dで高いお金を払わなくても、通常料金で通常スクリーンで見る分には、まぁそれなりという感じでした。