本拡張の振り返りをする前にミニセットが来てしまったので、振り返りは飛ばして事前評価していきたいと思います。
評価基準
評価基準はいつもの通りです。
①評価基準は、ハースリプレイでのデッキの採用率とします。ランクを☆で5つに分け、全カード38枚のうち、デッキ採用率の上から均等に☆5~1で評価します。☆5と☆1が7つ、それ以外は8つずつです。毎回のことですが、☆を平均化するために、最後に☆を引き上げるカードが多いので、評価と文章が合っていない場合があります。
②次の拡張が発表されるまでに、実際のデッキ採用率を取得し、当たっていたかどうかを振返り、予想との差異を考察しようと思います。その間にナーフやバフもあると思いますが、そこも予想して最終的な採用率を予想します。振り返りの点数は、☆がぴったりで3点、1つ外しが2点、2つ外しは1点、3つ外しは0点、4つ外しはマイナス1点にします。今回はミニセットなのでクラス毎の振り返りはしません。
③評価軸ですが、ミニセットの場合、以下の特徴があると思われるため、そこが評価の軸となります。
・既存のデッキを素直に強化するものは採用される。
・既存のカードと競合するカードは評価が難しい
・新機軸のカードをポッと出しても使われない。
・中立はハマれば採用率が非常に高くなる(特にレジェンド)
デュアルクラス
シャドーストーン・スカルカー ☆3 (デモハン・ローグ)
ローグなら盤面を取るために採用するかもしれない。デモハンにとっては急襲は過剰で椅子に空きが無い。
軽量ツルハシ ☆2 (デモハン・ローグ)
次年度は使われるかもしれないが、ローグもデモハンもドローは不要。今でも手札が一杯。
灼熱の核 ☆2 (デモハン・ウォリアー)
まず今のウォリアーでは使わない。デモハンにとっても火炎呪文は使いにくいだろう。
昔はこういうのでグロマッシュを怒らせたもんだが。
深紅の大洞窟 ☆1 (デモハン・ウォリアー)
休眠にする必要があるだろうか?グロマッシュのケアをしているとしか思えないが、昔からそんなもんだったでしょ。
3マナで3点出せるだけでもウォーロックにはありがたい。後半に使っても腐りにくいし逆に強くなるので、ミニセットの中では使われる方だと思う。
4/7/7で攻撃できないだけの挑発に劣っている。
大地の首飾り ☆2 (ドルイド・プリースト)
効果を発揮するにはミニオンをビッグに寄せないといけないが、最近のビッグデッキは、小型・中型ミニオンもしっかりいるように思うので、双方にとって使いにくいと思われる。
砕かれし鏡像 ☆5 (ドルイド・プリースト)
サスロヴァールを5マナでできるのは凄い。とにかくタイタン奪ってこいということだろう。
魂の凍結 ☆4 (ウォーロック・メイジ)
メイジにはどうでもいいかもしれないが、コントロール系のウォーロックにとっては凍結は結構嬉しいので、それなり使われると予想。
混沌の創造 ☆1 (ウォーロック・メイジ)
流石に6枚カード破壊は無い。なんでこんなヤケクソなカード作ったのだろう?さすがにヘドロのタルは6枚も底に埋められない。メイジにとっては全くメリットが無い。
義手 ☆4 (パラディン・デスナイト)
メカパラ流行っていないけど、蘇りが付くのでそれなりに使えると思う。デスナイトでもレスカに付けても良いと思う。
オブシディアン・レヴナント ☆4 (ハンター・デスナイト)
コスト3以下で安定しないし、種族のエレメンタルも意味が無い。ただ、挑発・断末魔なのは最低限仕事しているし、出てくるミニオンも断末魔持ちなので、相手からすると相当ウザイので、意外と使われる可能性有。
採掘災害 ☆5 (パラディン・デスナイト)
BOTが使うと思うので☆5。2コストで4体召喚が偉い。デスナイトは死体稼ぎ、パラディンはバフ先確保で結構使えると思う。
ちぐはぐな化石 ☆2
ハンターにもデスナイトにも発見は要らないと思います。入替も面倒くさい。偶然悪さすることがあるかもしれないが、期待できないだろう。
有形マントル ☆3 (メイジ・ハンター)
「手札にある間」系のミニオンはあまり使えないのが一般的だが、こいつはスタッツがそれなりにあるし、メイジなら低コストで場に出せそう。ナーガなのが謎
エレメンタルの相棒 ☆3 (メイジ・ハンター)
どれも強いし、コンボにも使えそうだが、ランダムなのが難点か。
隠れた宝石 ☆5
延々と回復し続けるので、アグロの大敵となるだろう。プリだと過回復シナジーもある。
キノコ堀り ☆5 (パラディン・シャーマン)
発掘デッキでなくとも、パラディンで疾風が付けられるのが非常に強いと思う。シャーマンでは一歩劣るか。
果敢なるサー・フィンレー ☆4 (パラディン・シャーマン)
悪くないと思う。パラシャーの発掘は「キノコ堀り」が強そうなので、発掘デッキもそれなりいけるのではないだろうか。
密言・盗 ☆5 (ローグ・プリースト)
「砕かれし鏡像」と並ぶ害悪カード。相手はタイタンやレジェンドが全く出せなくなる。プリでも強いがローグでもかなり行けそう。
ニードルロックのトーテム ☆2 (シャーマン・ウォリアー)
体力が低いので1ターンしか持たないだろう。シャーマンは比較的ドローが欲しいがウォリアーはそこまで要らない。砂金採りよりは少しまし、という感じ
余波 ☆4 (シャーマン・ウォリアー)
相手の蘇りや聖なる盾に対抗するものだろう。条件が緩いし、BOT対策として意外に使われる気がする。
デスナイト
クォーツァイント・クラッシャー ☆1
自分がダメージを喰らいながら凍結する可能性が高いので、生命奪取3程度では使いにくい。
デーモンハンター
フェル亀裂 ☆4
トレント殺しとしか思えない。あとは、緑デスナイトのトークンアンデッド潰しとかか。目的がはっきりしているのである程度は使われるだろう。
ドルイド
クリスタル・クラスター ☆3
やりすぎ。マナ加速は初期ターンでしておきたい。ただ、後半に使った際にも腐りはしないため、全く使えないわけではないだろう。
ハンター
きらめく一矢 ☆4
それなり人気の魔力ハンターで使えるだろう
メイジ
召喚空間 ☆1
え?という性能。ガイコツがコピーされるだけじゃ?
パラディン
カレイドサウルスの化石 ☆4
パラディンの発掘デッキは強そうなので。ランダムなため、「猛毒・聖なる盾」か「挑発・隠れ身」かで天地ほどの差が出てしまうが、発掘カード特有の単体でのコスパの悪さが無く、平均すれば使えそう。
プリースト
グロウストーン・ガイアワーク ☆5
攻撃的な影プリで使えそう。
ローグ
愚者の黄金 ☆2
海賊はある程度絞れるのかもしれないが、エレメンタルはシナジー前提で使えないものばかりだろう。お得に見えて無駄なカードだと思う。
シャーマン
垂直掘り ☆2
シャーマンは攻め中心のミッドレンジかコントロールかをはっきりさせた方が良いと思う。今はトレントドルイドのような横並びデッキが強いと思うので、単なる単体除去は弱い。
ウォーロック
エレメンチウム・ジオード ☆2
ヒロパの代わりと思えば使えそうに見えるが、初期ターンで自傷ダメージを喰らうのは結構痛い。デッキに入れるほどでもない。
ウォリアー
深層採掘工ブラン ☆5
誰もが「エブランって誰?」となるだろう。ずっと雄叫び2回は強すぎる。オーディン後の潮のレヴナントが1体で26ダメージ行く計算になる。(間違い。18ダメージか)
他にも結構ウォリアーは雄叫びシナジーがあるので、ハイランダーウォリアーが覇権を取る可能性もある。
中立
頁岩のクモ ☆3
普通。エレメンタルデッキはどのヒーローも無いと思うので評価は低い。シャーマンでワンチャン。
真珠光沢のガイアワーム ☆1
断末魔は流石に厳しい。相手ターンにわざわざこいつを先に倒すことは無い。
ストーン・ドレイク ☆1
こいつを入れるのなら代わりにジリアックスで良い。2点の攻撃力が低すぎる。
セラゼイン ☆3
エレメンタルデッキというよりも、組んでみたらエレメンタルが多くなったデッキに入るのかもしれない。誰もが思うが、「それならロースマーで良くないか?」というのは常にある。エレメンタルシャーマンでなら使われるかもしれない。
マルート・ストーンバインダー ☆3
ハイランダーカードとしてものすごく弱いと思うが、ハイランダーデッキはそれなりにあるのでリソース補充手段として使われるかもしれない。