WAWON’s blog

ツイッターもやってます。 https://twitter.com/Ara73577901

漫画『木根さんの1人でキネマ』8巻からの思い出話

 

最近自粛期間のため、映画館に足が行かず、映画の話題が無いので代わりに映画語り系の漫画の感想文と見せかけた思い出話をします。

 

[アサイ]の木根さんの1人でキネマ 8 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

紹介

 

木根さんの1人でキネマ | マンガPark(マンガパーク) (manga-park.com)

 

私は何冊か、映画をマニアックに語る系の漫画を読みましたが、一番しっくり来たのがこれでした。おそらく作者と世代が似ているのでしょう。

設定は省くとして、8巻では、クエンティン・タランティーノや、何度目かのスターウォーズが取り上げられていました。毎度毎度SWの回はパロディの質が高いと思いました。

 

クエンティン・タランティーノの思い出

私はタランティーノのフリークほどではないですが、結構観ました。全部観たことはなくて、『レザボア・ドッグス』と『パルプ・フィクション』は観てません。初めてその名前を知ったのは、確か『フォー・ルームス』というオムニバス映画でした。『フォー・ルームス』は見たことあったはずですが、記憶がありません。次は、『フロムダスク・ティルドーン』ですね。これは中学時代にリアルタイムで見ました。ただし、クールなアウトローの映画として見に行って、いつの間にかゾンビ映画になってたのが逆にクールでした。その時は彼の名前はあまり頭にありませんでしたが、中学の1個上の先輩にやたら映画好きの人が居て、まぁ、この本にあるように映画好き=タランティーノ好きなわけで、やたら熱く語ってた記憶があります。

初めて意識してタランティーノの映画を観たのは、『ジャッキー・ブラウン』ですね。コカイン吸ってる映画のイメージしかなく、面白いとは思いませんでしたが、曲は好きでした。タランティーノの好きなところは選曲ですね。その後の監督映画は欠かさず映画館で観ていたのですが、最新作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はタイミングが合わず見ずじまいです。いつか見ます。

もう一つ好きなのは、食事シーンです。とくに『デス・プルーフ』という映画で、悪役のスタントマン・マイクカート・ラッセル)がバーでナチョスを食べてるのですが、そのシーンのやたら旨そうなこと。チーズいっぱいのナチョスをひとすら貪り食い、ナプキンで口を拭い、ノンアルコール飲料を飲み干す姿が、この映画一番の見どころと言ってよく、ここだけDVD借りて何回も再生しました。いつか俺もナチョスを腹いっぱい食いたいなと思っていたら、ハードロックカフェに似た形のものがあったので、「俺はスタントマン・マイクだ」と心の中で呟きながら、ひたすら食べました。

後は、『ヘイトフル・エイト』で事件解明のカギとなるシチューも、旨そうでしたね。さらに言えば、『イングロリアス・バスターズ』でハンス・ランダ大佐がデザートで食べる洋菓子とか、旨そうに食べるなぁと感心します。纏めると、タランティーノ映画の見どころは食事シーンですね。本でも言及されているように、よく会話シーンがタランティーノ作品の見どころと言われますが、私的には食事シーンです。

 

ここ10年くらいの新エヴァで、破が分かりやすくて好評なのに対して、Qの方は陰鬱で、昔の小難しいエヴァのようで、評価が割れていると思いますが、私も同じ感想です。で、これが既視感がありまして、『キル・ビル』のVol.1と2の差を思い出します。Vol.1が最後の殺陣シーンのように分かりやすいアクション映画なのに対して、2は会話シーンが多めで退屈な印象を受けました。きっと1と2でどちらが名作なのか論争があるのでしょう。私はVol.1の方が好きです。一連の作品で監督が同じなので、全く異なる映画として出来上がるのは、監督的には満足かもしれませんが、こちらには前作を踏まえての「期待」と「予想」があるので、そこは考慮して欲しいなと思います。

 

フォー・ルームスフロム・ダスク・ティル・ドーンジャッキー・ブラウンキル・ビル Vol.1

 

デスプルーフ in グラインドハウスイングロリアス・バスターズ

ヘイトフル・エイト

 

スターウォーズ(SWの思い出)

私はリアルタイムでは旧3部作は観ておらず、小さいころにテレビで観ました。そのころはSWが大作で、1つの映画として面白かったですが、幼かったもので3部作という理解が無く、なんで同じ作品を見ているのに毎回話が異なるのか?と混乱しました。見た順番が時系列順では無かったせいもあるのでしょう。本格的にSWを見始めたのは、旧3部作のリマスター版が上映されたころで、何かの機会に東京に行ったときに日比谷スカラ座(今はTOHOシネマの日比谷か?)で観ました。東京の大きな映画館での迫力も良かったですが、実はどちらかというと、隣の宝塚劇場の出待ちの方にびっくりした記憶があります。

1『1人でキネマ』8巻では、SWの世代間論争がありますが、私はどちらかというと新3部作(エピソード1~3)の世代です。だから、ジャージャービンクスも嫌いではないし、ポッドレーシングも好きです。ポッドレーシングのゲームもパソコン版でやりましたし。

でも、SWは外伝の『ローグ・ワン』が一番好きかな。最後が悲劇で終わるのと、ダース・ベイダーが一番かっこいいからですね。あと、クレニック長官役のベン・メンデルソーンの中間管理職っぷりがやたらと共感が持てて、彼のファンになりました。彼は本当に板挟みに合う役が上手いですね。『レディープレイヤー1』の悪のCEO役では、役員会から突き上げくれってましたし、『チャーチル』の国王役では、嫌々チャーチルを首相に任命する役が好印象でした。人間的なんですよね。

本編の甲乙はつけられないですけど、戦闘シーンはエピソード2の最後が好きかな。続3部作(エピソード7~9)は、あまり大規模戦闘が無いのが欠点でしたね。大規模戦闘が多いせいで、新3部作が大味に観られるのかもしれません。

続3部作は、1作品毎の評価よりも、あまりにもエピソード間のストーリーの連続性が無い点が気になりました。前作の終わりを無かったことにするのが度を越してると思います。

 

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男

レディ・プレイヤー1

 

 

 

こんな感じで、自分の映画の記憶が蘇るエピソード多いのが、この『木根さんの1人でキネマ』が自分に一番しっくり来る理由です。