WAWON’s blog

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【ハースストーン】キーワードじゃないギミック振り返り②

前回に引き続きハースストーンの各拡張で「キーワードになっていないけど統一した条件や効果を持つカード」の振り返りをしようと思います。評価方法や条件は前回のブログを参照して下さい。なお、「使われた」、「使われない」は私のプレイしての記憶で、データに基づいたものではございません。

 

【ハースストーン】キーワードじゃないギミック振り返り① - WAWON’s blog (hateblo.jp)

 

 

1.「爆誕!悪党同盟」

 

①計略・・・☆3つ

 枚数:5枚

 効果:手札にあると、毎ターン効果がアップグレードする

 

 

 使われた 

 ・ラズールの計略(プリースト)

 ・トグワグルの計略(ローグ)

 ・ラファームの計略(ウォーロック)

 ・ハガサの計略(シャーマン)

 

 使われなかった

 ・ドクター・ブームの計略(ウォリアー)

 

解説

 「ラズールの計略」と「ハガサの計略」はギリギリ使われたにしました。使われなかったでも良かったのですが、明らかに「ドクター・ブームの計略」が使われなさ過ぎたので、その差を考慮しました。なので☆も3つです。

 計略系カードは、トグワグルを除いて最初の効果がかなり低い反面、ほぼ永久に高価値が上昇し続けるのが特徴で、これは他の効果付きカードには無い特徴です(他は最初からそれなりの効果があるか、上昇値に限度がある)。手札に置いておきたいけど、初期ターンでは役に立たないというジレンマを抱えていて一見使いにくそうなのですが、この年は「奇数・偶数」が排除されて割合初期ターンの勢いが無いデッキが多かったような気がしていて、その点で計略カードを手札に置いておくこと余裕もあったのだと思います。また効果がコントロールデッキ向けというのも相性が良かったです。

 一方、明らかに「ドクター・ブームの計略」はコストが重く使い辛いものでした。大体1マナ当たりの装甲獲得は3~5といったところで、4マナだと、平均15装甲程度欲しいのですが、そんなにターンを重ねられるわけもなく、当時は装甲シナジーも少なく、全く説明不可能なコストをしていて、全く使われていなかったと思います。私もソロアドベンチャーバケットの選択肢に時々出てきた程度という記憶です。

 

 

②再生カード・・・☆4つ

 枚数:5枚

 効果:過去の拡張のギミックを再利用したカード

 

 

 使われた 

 ・禁じられし言葉(プリースト)

 ・魔女の煎じ茶(シャーマン)

 ・大悪党ラファームウォーロック

 ・オメガ・デバステイター(ウォリアー)

 

 使われなかった

 ・未鑑定の契約書(ローグ)

 

 

 まず、「大悪党ラファーム」が再生カードだということを初めて知りました。☆5でも良かったかもしれませんが、「大悪党ラファーム」が使われたというには微妙なこと、「オメガ・デバステイター」がフェニックス年で途端に使われなくなったことから、☆4止まりとしました。まぁ、全体的に無難にリメイクした印象で、特に感想という感想も無いですね。使われたのはこの環境が比較的遅めの環境だったのが影響しているのかもしれません。でも、唯一「未鑑定の契約書」は、ランダム効果という欠点を補うほどのメリットが無く、「コスト止まりの効果」だったのが、学んでいないところと思いました。

 

 

 

2.「突撃!探検同盟」

 

①災厄・・・☆4つ

 枚数:5枚

 効果:戦場のミニオンに等しく効果を与えるカード

 

 使われた

 ・死の災厄(プリースト)

 ・マーロックの災厄(シャーマン)

 ・炎の災厄

 

 使われなかった

 ・狂気の災厄

 ・怒りの災厄

 

解説

 これらも比較的コントロール向けのカードでした。なんかザブ的な効果のカードってコントロール向けが多いですね。「怒りの災厄」は全く使われなかった訳ではないですが、当時は「爆弾ウォリアー」が全盛期だった記憶なので、コントロールウォリアーが流行っていなかったのと、「乱闘」より使い勝手が悪いのが見かけなった理由でしょう。「狂気の災厄」は武器系ローグがいるとして、ミニオンを攻撃してテンポを取ることが比較的少なく、ローグは顔に行きたいと思うので、そういう点で相性が悪かったと思います。

 「死の災厄」と「マーロックの災厄」はコントロールデッキの除去カードとして良く見かけました。特に断末魔カードへは両方とも天敵でしたね。「怒りの災厄」や「炎の災厄」と異なり、1枚で完結している点が評価されたのでしょう。私はクエストを使ったメカパラディン(メカーノエッグを延々と蘇らせる)を好んで使用していたので、個人的にはこの両カードはものすごく嫌いでした。

 「炎の災厄」は各種メックトゥーンウォーロックの記憶しかありません。今だにワイルドでナーフ前の「フクロウOTK」デッキに使われていました。本来そういう目的じゃないと思うんですが。本来の目的に使おうとすると、「ラファームの計略」や祈願系カード等の、トークンを生み出すカードとの併用が不可欠で、その点は最悪とはいかないまでもイマイチな部分でした。

 

 

3.「激闘!ドラゴン大決戦」

 

①息吹・・・☆4つ 

 枚数:9枚

 効果:ドラゴンが手札にあると追加効果がある呪文カード

 

 使われた

 ・夢竜の息吹(ドルイド)

 ・蝕竜の息吹(ハンター)

 ・魔竜の息吹(メイジ)

 ・無限竜の息吹(プリースト)

 ・冥竜の息吹(ウォーロック)

 ・溶岩流の息吹(ウォリアー)

 

使われなかった

 ・砂竜の息吹(パラディン)

 ・蝋竜の息吹(ローグ

 ・雷竜の息吹 (シャーマン)

 

解説

 息吹系は、「砂竜の息吹」を除くとどれも強かった印象が強いです。その中でも「夢竜の息吹」は、「イセラ」や「エメラルド探検竜」等のドルイドのドラゴンが強かったのもあってかなり使われたと記憶しています。後はハンターの「蝕竜の息吹」もアグロ系で良く使われました。「冥竜の息吹」も次拡張の「モアーグの加工師」と組み合わせてコントロールウォーロックで強力でした。個性的なのが「無限竜の息吹」で、こいつはシナジー発動しなくても普通に使われていました。「無限竜の息吹」「魔竜の息吹」は当時ハイランダーデッキもありましたから、そこにドラゴンレジェと一緒に入れている場合も多かったと思います。

 一方、使われなかったのはドラゴンと相性が悪かったのが大きな理由と思います。ローグは、効果は弱くないのに、使えるドラゴンが「ワクサドレッド」くらいしか無かったです。「雷竜の息吹」も弱くなかったと思いますが、圧倒的に初期はガラクロンド系が強く、その後もドラゴン系とのシナジーが弱い(そもそもレジェドラゴンが使われない)ため、こいつも使われなかったです。「砂竜の息吹」はパラディンは比較的ドラゴンシナジーに恵まれていたにも関わらず使われませんでした。この年、パラディンは「トラシュート」もしくは「プリズム・マーロック鮮鯛」みたいなヘンテコデッキ、後期にはアグロ系メカパラディンが主流でした。そんな中、ミッドレンジ系のドラゴンパラディンはドローが頼りなく今一つな成績だったのが使われなかった理由と思います。ドローが弱いのに1マナの呪文カードは入れにくいです。

 

②探検竜・・・☆5つ

 枚数:4枚

 効果:ドラゴンを1体を発見する

 

 

 使われた

 ・エメラルド探検竜(ドルイド)

 ・始祖探検竜(ハンター)

 ・アジュア探検竜(メイジ)

 ・ブロンズ探検竜(パラディン)

 

 使われなかった

  該当なし

 

解説

 こいつらは、枚数は少なかったですが、どれも使われました。ドラゴン大決戦のカード達はミニオンのスタッツがそれまでの拡張から明らかにインフレしており、こいつらもそうでした。発見以外の効果でそれぞれコスト並なのに、+で発見が付くのですからかなり強かったです。特にドラゴンのシナジーは手札にドラゴンがいると発動するのと、ドラゴン自体が単体で強い場合が多いこともあり、ドラゴン発見は非常に有難い存在でした。探検竜がいるクラスは探検同盟側なのでハイランダーデッキも組めたので、バリューを高めるためにその中の1枚として有効だったのでしょう。(パラディンを除いて)探検竜+息吹が入ったデッキが比較的長期間存在していたと思います。文句なしの☆5でしょう。