WAWON’s blog

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【ゲーム感想】イモータルズフィニクスライジング

今回は筆者が最近プレイして「イモータルズフィニクスライジング」の感想を書きます。最近はSTEAMでレビューを書いていますが、この作品はUBIのポータル(クライアント?)であるUプレイからしかプレイできないので、ブログで書こうと思います。

 

www.ubisoft.co.jp

 

ただし、プレイした感想は下記のGameSparkさんのレビュー記事とあまり変わらないので、それに補足する形にしたいと思います。(ゲーム内容もそこで確認してください)

www.gamespark.jp

 

 

 

前提:

プレイ環境:PC版 グラボはGeforce1660SUPER (他は割愛)

プレイ時間:25時間程度

クリア度:難易度ノーマルでクリア。DLCは未プレイ

 

良かった所

・アクション中心のオープンワールド

 正直洋ゲーオープンワールドゲームって動きがもっさりしていてアクション要素があまり面白くないイメージがあったのですが、このゲームは動きもスムーズですし、お手軽に爽快なアクションが楽しめます。アクションにあまり独自の要素はありません。パリイやジャスト回避をすることで敵にスキができるので、そこにコンボアクションを叩き込むのが基本になりますが、操作感覚にストレスは無く、後半になるとアビリティも増えてアクションの幅も広がるので、熱中してプレイすることができます。

 

・高低差のあるマップ

 マップは地中海世界ということか、高い岩山や建物が方々にあり、大体の壁はよじ登れるて、行けないところは無いので、立体的に活動することができた。また、高所からは滑空できるので、移動に爽快感もあった。

 

・ファストトラベルはまぁまぁ

 ファストトラベルは、各地の名所と、クリア済みの迷宮を中心に移動先となる。あまり考えられた配置とは言えず、どこから行っても遠くなる場所もあれば、それなりに移動で到達できる場所もあったり、そもそも迷宮はクリアしないとファストトラベルできないのが難点だったが、ものすごく不便というわけでもなかった。

 

良くなかった所

・人がいない

 せっかくのオープンワールドなのに、住人がおらず、生活感がまるでない。町や集落のようなものはあるが、誰もいない。時々半神の兵士がいる場所があるが、彼らと何か話をできるわけでもない。そのため非常に世界が非常に殺風景となっており、RPG特有の、目的地やチェックポイントとしての村に到達して一安心という一段落感が乏しい。

 

・話が分かり辛いし面白くない

 日本語化されているものの、洋ゲー特有というか、Aが話したことに対するBの反応が?になることが多い。特にストーリーを進めるための解決策を主人公のフィニクスが思いつくことが多いのだが、なぜその会話からその解決策が思いつくのか理解できない場面が多かった。また、ギリシャ神話が題材となっており、会話の笑いどころの多くが「ゼウスが浮気性で子供に対して冷たい」という性格をネタにしたものであるが、終始それなので飽きてくる

 

・チャレンジや謎解きをしないと殆ど成長しないが、ヒントが少ないし、成長条件が細かい。

 主人公を成長させるには、「①エリアの高所に多いアンブロシアというアイテムを取って体力を上げる」、「②迷宮で謎解きをしてゼウスの稲妻を取得し、スタミナを上げる」、「③宝箱を開けて4色のアダマンタイトを入手し、武器・防具の性能を上げる」「④フィールド上の各種チャレンジを達成してカロンのコインを取得し、アビリティを入手する」「⑤ストーリーを進めると貰えるパッシブ効果中心の祝福」の5つある。そのうち、②・③・④は謎解きが必要な場合が多く、特に③でレアアイテムを入手できるような宝箱はほぼノーヒントのパズルを解かないといけないので、難易度が高めに感じた。④のチャレンジは、スピードランや的当てのようなアスレチックもあるが、星座チャレンジという、星座に合わせて台座に玉を置くチャレンジは謎解き要素があり、筆者は殆どクリアできなかった。

 謎解きが好きな人は良いかもしれないが、筆者はどちらかというとアクション、グラフィックとストーリーをメインで考えていたので、正直苦痛で、少し考えても分からなければ、普通に攻略サイトを見てこなしてしまった。

 成長条件が①~⑤まであるが、③のアダマンタイトも、武器だったら赤、矢だったら黄色といったように、紐付けされる色が決まっているので、これまた特定の色が足らなくて強化できないというのも面倒。このように、やたらと成長条件が細かいのがプレイの邪魔に感じることが多かった。ただ、幸いなことに、アップグレード条件を満たすと通知が来るので、アップグレードし漏れることはなかった。

 

・少し変化に乏しく殺風景なマップ

 舞台がギリシャ神話ということで、地中海的なマップとなる。エリアは6つあるが、実質5つである。ただ、そのうち2つが石灰岩と緑のいわゆる地中海的な世界、2つが茶色の荒地、1つが雪山である。オープンワールドだからといって世界観的に地形を多くするのが正しいわけではないが、本作では人がいない殺風景さと相まって、あまり変化が感じられず少しつまらない印象を受けた。

 

全体的な感想

 本作は自分にはちょっと合わなかった。本作は「ゼルダの伝説」的な謎解き要素(+一部のアクション)と「アサシンクリードオデッセイ」的な世界観とアクションを掛け合わせたような作品である。筆者は「アサシンクリードオデッセイ」が面白かったので、その続編的な意味合いで購入したが、想定外に「ゼルダの伝説」的な謎解きが多く、あまり謎解きが好きでも得意でもない筆者には合わなかった。欲張って要素を詰め込んだ結果、いろんなニーズに応えるというよりも、「二兎を追う者は一兎をも得ず」で、どこかしらプレイヤーに苦手な要素を感じさせてしまうという結果に終わったのではないかと思う。