今回は9/28にリリースされるハースストーンのミニセット「虐典裁判」の事前評価をしたいと思います。
評価基準
評価基準はいつもの通りです。
①評価基準は、ハースリプレイでのデッキの採用率とします。ランクを☆で5つに分け、全カード35枚のうち、デッキ採用率の上から5つずつを☆5~1で評価します。毎回のことですが、☆を平均化するために、最後に☆を引き上げるカードが多いので、評価と文章が合っていない場合があります。
②リリースされてから1か月程度をめどに、実際のデッキ採用率を取得し、当たっていたかどうかを振返り、予想との差異を考察しようと思います。ナーフが決まったらその直前で振り返る可能性があります。振り返りの点数は、☆がぴったりで3点、1つ外しが2点、2つ外しは1点、3つ外しは0点、4つ外しはマイナス1点にします。今回はミニセットなのでクラス毎の振り返りはしません。
③評価軸ですが、ミニセットの場合、以下の特徴があると思われるため、そこが評価の軸となります。
・既存のデッキを素直に強化するものは採用される。
・既存のカードと競合するカードは評価が難しい
・新機軸のカードをポッと出しても使われない。
・中立はハマれば採用率が非常に高くなる(特にレジェンド)
デーモンハンター
検事メルトラニクス ☆5
デモハンは攻め側であることが多いので、相手の守りを制限するこのカードは有用に思う。
盲目の治安判事 ☆4
アグロデモハンをかなり強化しているんだけど、これがあっても遺物デモハンを押しのけるほどになるかなぁ?今一歩な気がする。たたこのミニセットの相対評価で☆4
ゴー・トゥー・フェル ☆2
確かにザイラグとイリダン党の異端審問官、堕心拷問者くらいしか復活させたい悪魔はいないので非常にデッキを選ぶが、ワンチャン賭けてみたい。
ドルイド
滴出手続き ☆4
ちょっとは使われるかな。ランプ系はドローに困っておらず、逆にオーバードローになってしまうだろう。アグロ系はこんなの使ってる暇が無いか、相手にカード渡したくないだろう。でも、土木作業員の代わりとか、滋養をマナ加速だけに使えるとか、そういう使い方はあるかもしれない。偽草の証拠からピックすることは多いだろう。
弁拷士 ☆2
アグロ系で挑発突破したりするのに使うのかな?中立なら使われたろうけど、ドルイドではイメージが湧かない。ギリ☆3程度かな。
収監 ☆1
今回のドルイドはコストが低いね。とはいえ2マナなら使えたと思うけど、除去できないんじゃどうしようもない。
ハンター
申立て棄却 ☆5
強い。昔より1ターンで複数枚カードを使う機会が多いと思うので発動しやすいだろう。ただ、クエストハンターで使えそうで、実は序盤では役に立たないので微妙にクエストハンターでは使いにくいと思う。
シェードハウンド ☆4
今だと獣ハンターのお邪魔枠になってしまう。トークン系の獣ハンターが流行るとも思えない。
被告側弁護士ナサノス ☆5
素直に今の獣ハンターに入れて、海底に眠るセイバーを使いまわすのが強いと思う。
メイジ
異議あり! ☆2
呪文相殺と比べると、ミニオンの方が小型ミニオンで秘策チェックできそうでうーん?という感じがする。属性も無いし。爆発のルーンでよくない?
終身刑 ☆3
「この対戦から除去」というのは、断末魔は発動させるが、復活プールには入れないということだろうか?4マナ確定除去と見ればまぁまぁ強いと思う。
署名迫る召術師 ☆3
最近のメイジの秘策は発動しにくいのが比較的多いので、コスト軽減は割としやすいだろう。一方で、攻撃的なカードにも関わらず発動上等な爆発のルーンと相性が悪いのはどうだろうか?
パラディン
クラスアクション弁護士 ☆2
これでもピュアパラディンを使う気にはならない。以前のピュアが強かったのはテンポが良かったからだが、今はこれに続くものが無い。このあと3マナ何出すの?ムーンキャスターくらいでしょ?
裁判所命令 ☆5
パラディンの救世主。ヒーローキャリエルを引きやすくなるのがとにかく偉い。まぁ、その後のドローが弱くなるので、ドローソースは手札に抱えておきたい。ヴァリアン使ってドローしたり、海底探査とか埋め込みとかすると順番リセットされるのかな?キャリエル引いたらリセットしたいね。
陪審義務 ☆4
今度こそ新兵パラディンに希望を託したいという希望。新兵にバフ付きで、これを入れてだめだったら何が足らんねん?ということだと思う。足りないのは急襲なんだろうけど。
プリースト
窃盗の告発 ☆3
マナは安いけど、コピーカードを同時に使わないといけないのは使い辛い。コピーデッキがそんない流行っているわけでもないし。コストが低いのが救いか。
潔白な心 ☆5
ナズマニ・セセックセットが無い現状ではバフ系呪文はそこまで使われないだろう。と思ったが、ナーガプリに使えると思ったので1点して☆5にする。
犯罪心霊捜査官 ☆4
クエプリに入る可能性あるし、使いやすい効果とスタッツなので、他のコントロール系プリーストデッキでもすっと入るだろう。ただ非常に地味。
ローグ
殺人の告発 ☆2
条件付きの破壊は強くないと思う。結構条件達成が敵依存なのも駄目。
偽証 ☆2
次のターン絶対発動する秘策というのは珍しいし、次のターンまで必ず秘策が張られている状態を保証しているのも珍しい。ハルキアスと相性が良いかもね。強くないと思うけど。
走り書きの速記者 ☆4
そのターンだけしかコスト削減効果が無いのに、コスト6はちょっと厳しい。ノールと同じ使い勝手にはならないだろう。
シャーマン
証拠の妥当テム性 ☆1
トーテムシナジーは使わないよ。既存のトーテムデッキに今一歩感すらないもん。しかもトーテム限定吸魂はどういうこと?後の2枚で基本トーテム4種が場にいるときに超絶効果が出るカードが出れば一発逆転あるかも。
濡れ衣ドレッサー ☆1
オバロって言ったって引いたターンには効かないよね?即効性が無さ過ぎるだろう。
トーガストの守衛 ☆2
コントロールシャーマンで使えなくもない気がするが、今のコントロールシャーマンは比較的早めに勝負がつく場合もあり、悠長にコイツで除去していくのはちょっと合わないと思う。あと、生命奪取が欲しかった。
ウォーロック
変身婦 ☆1
変身したいのは、場所でバフされたインプ。逆に言えばそれくらいしかない。そのためにインプデッキでこのカードを入れる必要は無いと思う。
放火の告発 ☆5
ヒロパで発動できるので、告発の中では条件が緩くて使いやすい。ダメージを受けるのが自分のターン限定でないのも良い。
人死ん保護令状 ☆1
断末魔シナジーしか思いつかないが、いまのウォロには全く断末魔シナジーが無いので全く使われないだろう。全くは言い過ぎか。
ウォリアー
証人喚問 ☆1
コントロールウォリアーなら使えるが、そんなデッキが存在しないし、リスクもある。
武器の専門家 ☆4
武器ウォリアーも流行っていないが、武器ドローは強いし、4マナ武器の使い勝手も良いので使われるほうではあるだろう。ただウォリアーが使われないだけ。
アギトの廷吏 ☆2
強そうな効果に見えて、ザンダラリ・テンプラーを思い出すように、なぜかこういう条件付きでバフされるミニオンって使われにくいんだよね。
中立
死後の世界のアテンダント ☆2
こいつが生きている間だけの常駐効果だろうから、非常に使いにくい。ドルイドでデッキのナスリアス陛下を吸魂させるために、オニクシアの鱗と一緒に使うだけだろう。
口をつぐむ証人 ☆1
全く使われなかった「監死者」と全く同じスタッツ、レアリティーであり、効果も似ている同じ。絶対使われません。秘策デッキ弱いしな。
魂の監視者 ☆3
微妙。弱体化したシオターといったところ。コントロール系相手なら、キーミニオンやビッグミニオンを引きずり出せたら良いけど、アグロに対して弱いので、必須カードにはならないだろう。
被告人シルヴァナス ☆5
ドルイドで必携カードになるだろう。吸魂体でなくとも使えるカード。
獄吏王 ☆3
こいつは、使われすぎて超ヘイトを買うか、全く使われないかのどちらかだろう。意外に全体除去には弱いので、ウォーロックやプリーストあたりに軽くいなされてしまう可能性もあり。こいつに頼ったデッキはできないはずだ。面白半分で使われるが、全体的には筆者は使われないと予想する。