今回は12/7にリリースされるハースストーンの新拡張「ナスリア城殺人事件」のカードの事前評価を行いたいと思います
評価基準
評価基準は毎回同じです。今回は最大の注意点として新ヒーロー「デスナイト」の事前評価はしません。新ヒーローで評価し辛いこと、コアとミニセットも含めて大量のカードがあり評価が大変なこと、ヒーローギミックが複雑なこと、の3つが主な理由です。
①評価基準は、ハースリプレイでのデッキの採用率(ゴールデンまで)とします。ランクを☆で5つに分け、全カード135枚のうち、デッキ採用率の上から27個ずつを☆5~1で評価します。
②カードが公開されるにつれて☆を見直していき、リリース直前に確定します。
③年末を目途に、実際のデッキ採用率を取得し、当たっていたかどうかを振返り、予想との差異を考察しようと思います。ナーフが決まったらその直前で振り返る可能性があります。振り返りの点数は、☆がぴったりで3点、1つ外しが2点、2つ外しは1点、3つ外しは0点、4つ外しはマイナス1点にします。今回はGW明けくらいの振り返りを予定しています。今回はお盆明けくらいに振り返りをする予定です。
今回は、これまでの公開カードや拡張の雰囲気等から、断末魔や凍結効果が多いと予想します。その場合、変身系や沈黙系のカードはかなり有用だと考えています。また、蘇りが復活しますが、前拡張の吸魂カードとの相性が良いので、蘇りカードの評価もなるべく高くしたいと思います。
新効果・新ギミック(デスナイト除く)
①アンデッド種族:前の自分のターンの後にアンデッドが死んでいると追加効果があるカードが多い。また、断末魔効果持ちも多い。恐らくトークンを沢山出して序盤から制圧していく系のアグロ~ミッドレンジ向けの種族ではないだろうか。結構種族シナジーは遅めのデッキに有用なことが多かったので、新しい軸として面白そうだ。吸魂とのシナジーも高いだろう。
②蘇り復活:こいつも断末魔や吸魂と相性が良い。
③マナ渇望:過去の「オメガ」やランク付呪文に近いが、こちらの方が汎用性が高い。というかエンハンスじゃん。今更感があるのと、どうしてもマナ渇望前のカードが弱いこと、渇望の効果も微妙なものが多いこと、後半だと軽いマナのカードを出すと手札補充がキモになることから、そんなに使い勝手が良いようには思えない。
④デュアルクラス:単純に種族が強化されて良いと思う。
クラス別評価
デーモンハンター
フェル全開 ☆4
マナ渇望が無くても強い。1マナで、敵だけかつ顔にも飛ぶなんて、「魔力の爆発」も「市税」も無しえなかった快挙。フェルなのでジェイスでおかわりできるのも超優秀。
ただ、デモハンのデッキに全体除去を入れる余地があるかな、、というのは一つ懸念。
獰猛なアウトサイダー ☆4
異端効果がターンを跨ぐのが優秀。急襲持ちだし、1ターン目にだすよりもとりあえず端にいたら1枚出しておくかといった感じだろう。今拡張は異端シナジーが多いのも良い。
嘲笑の紋章 ☆4
呪文デッキでなくとも、ミニオンを引かないだけで良いので、ミニオン中心でない限り色々なデッキに入れられて使いが手が良いと思う。フェルじゃないのが欠点。
悲惨な追放者 ☆3
使いやすい異端シナジーカードだと思う。エピックなのが欠点。
忘れられし者フェレリン ☆5
異端シナジーに期待しなくとも、単純にカード補充のために入れておいて損はしないカードで優秀だと思う。
フェルドライ船団 ☆3
顔に飛ぶのは良いけど、ノーミニオンシナジーがあったとしても、どうしても4マナ4点の効率の悪さが目立ってしまうかな。呪文デッキは盤面を取れないから、4ダメ含めて除去に使われてしまう可能性がある。トークンはヒロカのヒロパの打点稼ぎかもしれない。だとしても、ミニオンレスとヒロカ自体は相性が悪いので、なんとも中途半端に思う。
魂食らいの大鎌 ☆3
これがあれば呪文デッキに3種類までミニオンが入れられる。きっと入れるならナーガ系か、フェルシナジーの「ジェイス・ダークウィーヴァー」になるのだろう。ミニオンレスデッキはドロー力はあるだろうが、ヒーローカードとあまり相性が良くなさそうでダメージ力に不安を感じるし、ちょっとレジェンド多めのお高いデッキになってあまり流行らなさそうな気がする。
悪魔との取引 ☆3
今回はスペルデモハンなのか?5マナがちょっと重め。フェル呪文なのは利点だし、呪文デッキなら盤面に展開できるこのカードは採用必須級になるだろうが、あんまり呪文デッキには期待していない。
剛腕の復讐者 ☆3
こいつが「5/5急襲にしては低コスト!」となるには3枚以上は異端カードを使っておかないといけないわけで、コスト削減が永久とはいえ「ゴールドシャイアのノール」よりも気軽には使えないと思う。終盤ではそこまで強くないし。
暴虐なるアニヒラン ☆2
書いてあることは強い。挑発・急襲も大型ミニオンとしての弱点を補っている。9以上の攻撃力を持つミニオンはそうそういないので、急襲で少なくとも1回は顔にダメージを当てられる。平均5点程度は期待できるかな?書いてあることは強いが、どのデッキに入れるのか?というと悩む。
総評
今でもアグロ・フェル・遺物がバランスよく1線級で使われているので、それらを強化できるカードは使われるだろう。ミニオンレスが推されているが、そこまでミニオンレスに寄せずに、シナジーが出たらラッキー程度に考えたほうが良いと思う。ビッグは無いかな。
ドルイド
手練れゾンビ ☆4
とても場持ちがよく1ターン目に置いておくと優秀。アンデッドなので「飛びネルビアン」に繋げられるも良い。アンデッドデッキでなくともアグロ系デッキなら入れ得に思う。
飛びネルビアン ☆3
中立に小型アンデッドがそれなりにいるので、ちょっとアグロアンデッドドルイドには期待しています。
萎縮 ☆2
ハマれば強いが、エピックかつ場面を選ぶので使われないだろう。相手に大型がいて、かつこちらにアンデッドが複数体いるときにこのカードを使うタイミングがあるだろうか?自然呪文なのは「自然の伝令」に繋げられるので良いのだが。
キチン質の装甲 ☆3
どうかなぁ?使いやすいし効率も良い効果だけど「大地のウロコ」に勝てるかなぁ?というところ。初期ターンに打てるけど、自然呪文じゃないのが欠点。最速3ターン目「クリプトキーパー」出せるのは良いけど。
甲虫術 ☆2
これも自然呪文じゃないんだよな。似たような効果で、昔12回復or6/6挑発を召喚できた「隠されたオアシス」が6マナだったので、効率は上がっている。でも、そんなに装甲必要かな?
長老ネイドックス ☆3
強い効果だとは思うが、トークン系アグロドルイド専用になるのと、あまりアンデッドには高スタッツミニオンがいないので、滅茶苦茶使われるわけではないと思う。
果てしない大群 ☆4
3枚目の「オニクシアの鱗」として使えると思う。またはアンデッドデッキで小型ミニオン復活も良いだろう。
地下王 ☆5
装甲12が付く急襲は単純に強いと思う。
クリプトキーパー ☆5
使いやすい巨人系で挑発持ちが良いと思う。「キチン質の装甲」や「大地のウロコ」、クエストなど、1ターンで装甲+コイツで出せるパターンは多くある。本拡張の装甲カードを無理に使わなくてもこいつは入ると思う。
アヌブレカン ☆5
クエドルでブラン・ゴルゴンゾーラでOTKもできる。なにせバニラの7/7をタダで出せるようなものだ。弱いはずがない。変に他のカードとのシナジーを要求しないので、アグロ以外のデッキには必ず入ると考える。
総評
ドルイドはランプかアグロかの選択が常にある。今はどちらも流行っているがやはりドルイドならランプの方が優勢だろう。その点、ランプ系は装甲シナジーとなっており、今でも装甲を貯めやすいので使いやすいだろう。アグロ用のアンデッドカードは、アンデッドにあまり拘らない使い方をされると思われる。そのためアンデッドデッキ前提のカードはちょっと使用率が落ちると思う。
ハンター
跳弾 ☆5
やっと魔力シナジーが来た。使いやすく、ミニオンがいなければ顔に飛ぶ。テキストからすると、「魔力の矢」と違って、魔力ダメージ+1毎に合計6→9と上がっていくわけで、そうとう痛い。魔力ハンター、という専用デッキは難しいかもしれないが、クエストハンターでは使いやすいだろう。クエハンが復権できる。
矢の創造 ☆5
マナ渇望前があんまり強くないけど、ドロー効果があるカードはそれだけで強いと思う。これもクエハンで活躍するだろう。マナ渇望していれば呪文ダメージ+が無くても優秀で使い勝手が良い。
魔力の矢筒 ☆2
コピー発見じゃないのに、2コストでエピックというのは採用し辛いだろう。使い勝手が「追跡術」に相当劣る。コイツ以外だと魔力呪文が4種類しかないし。
シルバームーンの遠馳士 ☆4
クエハンの一形態として、秘策の代わりに魔力シナジーカード入れたのが存在できると思う。取り合えず2ターン目に出せるから便利。でも魔力呪文だけというのがなぁ。
ショックスピッター ☆1
「獣」、「雄叫び」というのが既存の獣ハンターと相性が悪い。1/1/3で無敵が付く「キャンドルショット」があるので、雄叫び効果の強化は結構できるとは思うが。
スコージの調教師 ☆1
バ獣はスタッツは良いがコストが高くなるので、コントロールデッキで使われていた。1回だけ作れてもコントロールハンターは成立しないだろう。ハズレもあるし。
ハルデュロン・ブライトウィング ☆5
「シルバームーンの遠馳士」に続いて使いやすい。でもやっぱり魔力呪文オンリーというのは残念。
観的手 ☆1
「キャンドルショット」との相性が最高に良いのだが、カードプールが広い最終拡張で作るデッキな感じがしない。
エヴァーソングのポータル ☆4
呪文ダメージ分召喚数が増えるという。+1でも結構強い。
ケルサラスの希望 ☆5
強い。武器シナジー前提ではなく汎用的で、かつ居場所を問わずバフするのが凄く強いと思う。今の獣ハンターは6マナ帯が弱いので、そこにスッと入るのも良い。
総評
ハンターは現状獣ハンター一択の状態。ただし、クエハンはナーフで弱くなっただけで素性は良いので、魔力カードと一緒に使われて復権する可能性が高いと考える。今回の拡張では明確かつ強いデッキコンセプトが無いと思うので、獣とクエストに採用されないカードの使用率は低いだろう。
メイジ
魔力の雷 ☆5
マナ渇望してもそんなに強くならないのは残念。だが顔に飛ぶというだけで使えると思う。
魔力のワーム ☆5
今のメイジには1マナで出しておきたいミニオンが少ないので、かなり嬉しいと思う。「魔力の雷」が追加できるのも後半で腐らないし、スキが無いミニオン。かなり使われると予想している。なんでこいつは「魔力の」が付くのにエレメンタルではないのだろうか?
魔導師の弟子 ☆4
まさかクラシックカードよりも弱体化して登場するとは。魔力呪文限定となるが「ルーン・オーブ」や「マナ抽出」、「魔力なる知性」、「魔力の雷」など、優秀な低コストの魔力呪文はそろってるので、呪文主体のテンポ系メイジで結構使われると思う。
プリズム・エレメンタル ☆1
今回プリもメイジもハンターも紫色が多すぎる。「あらゆるクラス」の時点で弱い。1減っても弱い。エピックでこいつは作りたくない。
広大なる英知 ☆4
普通。3マナで2枚発見が普通。効果も微妙。3以下のコストを入れ替えても、何か意味あるのかな?逆にデメリットじゃないか?メイジの3マナ以下呪文は使い勝手が良いから、ハズレは無いと思うけど。
アークスプリッター ☆4
メカでもエレメンタルでもないのは不思議。断末魔で得た魔力の雷はバーストダメージ用に取っておく感じになるのだろう。「ヴェクサラス」とセットで使われるだろう。
エネルギー細工師 ☆1
一時期「狂気のデッキ」が流行ったけど、あれはカードプールが狭いからであって、ミニセット込で全呪文に変化するとなると、さすがに使い勝手が悪すぎる。
ヴェクサラス ☆5
ちょっとコストが高めだが、2回使用は強いと思う。主に魔力系攻撃呪文を連発するデッキで使われるのだろう。
魔力の守護者 ☆4
これ結構ウザイよ。コスパもいいし。「大魔術師のルーン」で出てきたら発狂するね。
大魔導士ロンマス ☆4
ちょっとコストが重くて使い勝手悪い。「氷の接触」とか「火付け」とか追加した「魔力の雷」とか、かなりの攻撃的な呪文を再使用できるのは強いけれども。結構極端なデッキになりそう。「太陽の泉」のおかわりとか、ヨグサロン的なお祈りカードという立ち位置かな。無理してデッキ外発見とか増やさなくてもそれなりに強いとは思う。
総評
メイジは簡単で強力な魔力の雷デッキを軸にしたデッキが流行ると予想する。今でもフヒロパや骸骨やビッグスペルなど、色々なシナジーを詰め込んだデッキが主流なわけで、魔力の雷もその中の一つとして出てくるだろう。
パラディン
ブロンズ航空自衛隊 ☆2
ドラゴンパラディンは成功した試しが無く、筆者も何度となく煮え湯を飲まされた。ドラゴンはコストが高くて初期ターンに出せるカードが無いので、こいつはマナ渇望に期待するよりも、1ターン目に取り合えず発見しておく、というカードだろう。ドラゴンシナジーは手札にドラゴンが無いと始まらないのもある。クエパラなら「祝福グッズ」からの発見でのピック候補。カザカサン獄吏王ドラゴンパラディンとか出てくるのかねぇ?
鮮赤の戦士 ☆4
使い勝手は良いけど、欲を言えば自傷ダメージがもっと高くていいから、2/2のスタッツが欲しかったかな。
饗宴と飢饉 ☆1
現状は似たような効果の「この橋渡るべからず」に軍配が上がると思う。「ストーンハースの擁護者」から引いてくるにしても「この橋渡るべからず」の方が使い勝手が良い。
ケルサラスに勝利を! ☆1
地味。攻撃力バフによるシナジーカードがあるとは思うが、デッキ構築で入れるより、発見でタイミングが合えばピックする程度だろう。
ブラッドナイト団長リアドリン ☆2
こういうスカーレッドクルセイド的な色合いのカードは使われないイメージがあるし、かつ低マナのパラディンレジェというのも使われないと思う。オカルトは置いておくとしても、パラディンで、自分の後に出したミニオンに追加効果を付与する系のカードはこれまた使われた記憶が無い。素のスタッツだとクエストとも相性が悪いのも使いにくい。
血の紋章 ☆3
思い切り使いやすいカードでは無いが、「ストーンハースの擁護者」から引いてこれるのが良いかもしれない。神聖なので引きやすいの利点。獄吏王パラディンにとっては邪魔かもしれないが。
大胆ドレイク ☆2
カザカサン狙いのドラパラだとしても、そこまでドラゴン満載にはしないだろうから、手札にドラゴンいないといけないのがつらいし、ドラゴンシナジーも強くない。「時の番竜」とのセット使用前提なのだろう。
時の番竜 ☆3
ドラゴンデッキの要だろうし、挑発付与によって大型ドラゴンを出したターンの隙をカバーできるのが優秀。オニクシア系と特に相性が良さそう。次のターンまで効果があるので、5ターン目こいつ、6ターン目「ブラッドクルセイダー」+ブラスウィングという手もあって、それなりのインチキができそう。
ブラッド・クルセイダー ☆5
レジェンド級の効果があると思うが、2枚刺しできるので安定している。。やはり「光の王」ラグナロスを出せればノーリスクに近いし理想かな。こういうミッドレンジを強化するカードは好きです。
アナクロノス ☆3
「ギガフィン」の変化系かな。完全なコントロール向き。きっと破壊ではないので断末魔を発動させないのが良い。完全除去ではないが、2ターン時間稼ぎできれば何とかなるでしょう。ただ味方も送ってしまうのは非常に残念な点。敵だけなら☆5級なのに。
総評
ドラゴンパラディンの欠点は初期ターンが弱く、テンポを取り返せないことに思う。今回もその欠点は変わっていない。ドローも弱いし。やはり現状の獄吏王パラディンを超えるものではない。自傷シナジーはブラッドクルセイダーだけ獄吏王パラディンで使えるかもという程度。全体的に使用率は振るわないだろう。
プリースト
不死の同志 ☆5
アンデッドは断末魔が多いので蘇りはシナジーがある。0マナ影呪文なのも優秀。意外にアンデッドデッキに寄せなくてもアンデッド種族持ちはいそうなので、汎用性は高いだろう。
動く死者 ☆2
逆にアンデッド復活に寄せたほうが復活プールを狭められて良かったかもしれない。そうだとしても、断末魔持ちを復活できたら良いが、そうでない1コストミニオンを復活させる可能性もあるので、ちょっと使い勝手が悪いと思う。
カルトのクリスタル加工師 ☆5
今回のプリーストのカードは紫の光が目に悪い。1ターン目に2/3はかなり強い。アグロの影プリーストには必須だし、昨年度の影プリカードも残っているから、再度影プリ復活もあるかもしれない。ただ、こういうのは「動く死者」で復活して欲しくなく、相性が悪い。
思考喰い ☆2
テンポで入れても良いかもしれないけど、断末魔効果がアンデッドや影とシナジーしないので入れる意味に乏しいかな。コピーデッキは他にコンセプトが無いとやっぱりお遊びの域を出ないよね。
取り付く悪夢 ☆2
断末魔効果で発動が遅いし、兵士がアンデッドでないのがなぁ。スタッツも良くないし。
ボーンコーラー ☆5
挑発・断末魔はそれだけで優秀。どうせならビッグなアンデッドを復活させたい。となると、プリのアンデッドデッキはビッグデッキになるだろうな。
墓掘り ☆5
4マナは効率悪いけど、2枚ドローできるならアンデッドシナジーはオマケとして、それなりに使われると思う。
密言・不死 ☆2
アンデッドシナジーが無い時のコスパが悪い。4マナの聖別ですら使われないのに。アンデッドシナジーがあってやっとそれなりに使える程度。
邪教幹部バサレフ ☆2
なるべく大型アンデッドに死んでいて欲しいけど、大型は死ににくいというこの矛盾。使いにくい。
シスター・スヴァルナ ☆3
雄叫びだから、復活させても「闇の幻視」は何枚も手に入らない。なんで断末魔じゃないんだろう?永久とはいえ3マナ発見は完全にコントロールデッキ同士のリソース対決時に役立つだけだろう。アンデッドデッキというよりもスーパーコントロールデッキという狭い領域を中心に使われるので、そんなに使用率が高いとは思わない。
総評
プリーストは現状あまり流行っていないため、新機軸が欲しい。その点で影プリはドロー呪文も手に入れて復活の可能性はある。また意外に既存のクラスカードに比較的重めなアンデッドがいるので、そいつらを入れたクエストプリーストなんかも面白いと思う。
ローグ
幽影の一閃 ☆5
ネタ切れ感のあるカードだが、ローグで軽量のドローカードが使われないわけがない。
調合師 ☆5
画像貼り付けが面倒なので、調合薬の画像は写しません。軽量でカード補充してくれるカードはとりあえず入れておけ、となると思う。調合薬は単体だとそれほど強くないが弱くも無いので、無理して調合デッキ作らなくてもこいつは入るだろう。
ポーションベルト ☆3
3/5の発見を2回するから、大体は狙った「混ぜられた調合薬」ができると思う。2マナで何もできないスキは気になるので、効果はイーブンで、ミラクルのタネとしてどこまで使えるか?という感じがする。
グールの錬金術師 ☆4
コンボカードのコストを2減らせた「狐の騙し屋」と似ているが、こちらの方が汎用性が低く、「狐の騙し屋」ほどは使用されないだろう。「調合師」から続けて出せると非常に強い動きで、これは一時期流行る気はする。
ポージションマスター・ピュートリサイド ☆5
ローグの2/1/4スタッツカードはハナーといいTACOロボといい強い場合が多いと思う。コイツを出した後、軽量呪文で盤面除去ができるからだろう。敵味方問わず手札に追加できるので、ローグの動きとしても自然に調合薬を大量追加できると思う。
ド腐れネズミ ☆2
あんまり今回は断末魔ローグには期待していない。やはり軽量呪文主体のミラクル系には勝てないと思っている。そういう中で、こいつの効果は強いが汎用性は無く、そこまで使われないだろう。
悪徳薬師 ☆3
体力5が欲しかった。ランダムだしあまり2ターン以上生き残れるスタッツをしていないので、フルで調合カードを入れないなら抜けていくカードだと思う。「調合師」の方に軍配が上がると思う。
スコージの幻術師 ☆3
これ以外というのが良い。ただ、「仮面の酔客」いる今でも断末魔ローグはあまり流行っておらず、いくらシナジーカードを追加してもティア上位にはいかないだろう。アンデッドは断末魔が多いが、ビッグミニオンが少ないのもシナジー力が薄い。
毒使いのスパイ ☆1
ローグ唯一のアンデッドシナジーカード。断末魔カードが多い中で、シナジーが猛毒ダメージを飛ばすだけじゃ、あんまり除去力が高いとは言えないと思し、あまりダメージ系じゃない除去はローグは好まないんじゃないかな。アンデッドもローグのデッキにはそれほど入らないだろう。
破滅の影 ☆5
持っておいて損は無い非常に汎用性の高いカード。シンプルに使われるだろう。でもレジェンドなのは疑問。
総評
ローグは調合薬と断末魔を推しているが、やはりローグの本流はミラクルにあり、調合薬系の方が使われるだろう。だがOPな程でもないので、ものすごく流行るデッキも無いと思う。一部のカードは汎用性が高いため、使用率トップ級になると思う。
シャーマン
スコージトロル ☆3
「死織のオーラ」のお供だろう。ただ、それ以外がパットしない。繋がれば強いけど、そうじゃないと手で腐ることになりそう。「死織のオーラ」はコイツが必須じゃないが、こいつは「死織のオーラ」が必須なので。
死織のオーラ ☆5
マナカーブ通りできれば強いのでは?と結構期待している。シャーマンで影というのも「マルチキャスター」の種になって良いと思う。
不生の勇者 ☆4
例え「オニクシアの鱗」で全処理されるとしても、アンデッドデッキは使ってみたい。
影の充満 ☆2
こいつを入れるよりも、3ターン目はミニオンをバンバン出していった方が強いと思う。
先見の冥 ☆5
シャーマンのドローは種族が限定されていたり窮屈なものが多いので、多少マナ効率が悪くても4マナ2ドローでも使われると思う。1体でも挑発幽霊が召喚できれば御の字。ビッグデッキ専用ということもないだろう。
凄惨の傾聴者 ☆4
「ボグ・ビースト」の上位互換。この系統はそこまで強くないと思うが、アンデッドは場持ちが大事だろうし、進化とも相性が良いので、こいつは使い勝手が良いと考える。
ロットギル ☆5
今のシャーマンは横並びすることが多いので、こいつが着地できれば相当ウザイ。マーロックシナジーもアンデッドシナジーも両方あるので、汎用性も高いだろう。
病血の狂戦士 ☆4
シャーマンによくある複数効果のビッグ中スタッツミニオン。よくわかっていないが、断末魔にも生命奪取効果があるなら相当強い。効果のかみ合わせも良い。蘇りもあるしね。
ドラクル元帥 ☆2
こいつはどうだろう?ビッグシャーマンはまぁまぁ存在できるとして、コントロール系で出すとして、スタッツをバフする方法が少ないので、そこまで大型ミニオンも味方にできないだろう。やはりスタッツが低いのが弱点か。今回のビッグシャーマンは断末魔中心だろうしね。
後生の軍勢 ☆4
「ブームシップ」と異なってコピーなのが良いし、新規追加のシャーマンカードは断末魔持ちが多いので、結構使えると思っている。
総評
今のシャーマンはマーロックが鍵。なぜかというと「クマノミ」と「ガーロックの荒らし屋」のお陰。新拡張でもそのセットは動かしにくい。となると、そこにアンデッドを組み合わせたアグロ~ミッドレンジの攻めたシャーマンが中心になると思う。ビッグ系も個人的には推したいため、ちょっと☆を高めにした。
ウォーロック
魂の喰らい魔 ☆5
単なる1/1/3として普通に使える。ウォーロック専用の断末魔はクセがあるが「レディ・ダークベイン」を更に強化する等の使い方はあるだろう。
浅めの墓穴 ☆2
どうも墓穴というのは浅めらしい。断末魔を2回発動させる用だが破壊するのは余計ではないだろうか。ウォーロックの断末魔シナジーにはさほど期待していない。呪文の属性が無いのもマイナス。
歩く死体 ☆1
破棄シナジーが生きるのは、「グルダンの手」や「マルシェザールのインプ」など、ドローがセットであるから。今の破棄シナジーにドローは無いため、絶対破棄デッキは流行らない。
スコージの資材 ☆3
破棄シナジーで唯一使えそうなカード。破棄カードを選べるのが良い。
捻じれた首網 ☆1
ウォーロックはアンデッドデッキにも期待していない。故にこのカードにも期待していない。
不定形スライム ☆1
一体何を召喚すれば良いのだろうか?ランダム破棄の時点でたかが知れている。
魂連射 ☆1
破棄シナジーの時点が☆が低い。ランダム破棄ばかりでコイツが破棄されるか分からないからだ。また、5マナ6点スプリットダメージというのも非常に弱い。
獰猛なユミルヤル ☆1
2枚ランダム破棄が痛すぎてさすがに使えない。
歩兵再生師 ☆1
ウォロのアンデッドデッキに期待していないので☆1
ダーカン・ドラシア ☆4
ウォロは顔面への直接ダメージが得意でないが故に押し切れない部分があったと思うが、これが打開策になるかもしれない。インプデッキの最後の一押しとかで使われると思う。
総評
破棄シナジーはマーロックシナジー並のクソ。絶対に使われない。呪いとインプにかなうわけがない。今回のウォーロックは外れ。ウォロは拡張によって当たり外れが大きいと思う。
ウォリアー
サンフューリーの勇者 ☆3
こいつを1ターン目に出したとして、2ターン目に出せる火炎呪文が無いというなんとも残念な性能をしている。なので1ターン目に出すのではなく、自傷狙いで後半のターンに出すのだろう。
烈火のパワー ☆2
「サンフューリーの勇者」の後に出すカードだが、その時「サンフューリーの勇者」はダメージを受けていないだろうから、非常に効果の低いバフ呪文に過ぎない。自傷デッキの強化とも考えられるが、まだ自傷デッキは流行らないだろう。
力の残火 ☆2
弱い。マナ渇望しても弱い。ビッグデッキが流行るならワンチャンくらいか。「サンフューリーの勇者」の後に出すならこちらの方が良いが、さらに「烈火のパワー」を使うと死んでしまうという悲しみ。
大盾のアスヴェドン ☆4
コントロール系にもテンポにも入るのでまぁまぁ使われるでしょう。出し得カードで場面も選ばなそうだしね。あんまりウォリアー自体が復権する絵がが見えないけど。
フェニックスの光 ☆4
少なくともヒーローが傷ついていれば3マナ2ドローで普通の性能をしているので、テンポデッキで使われるような気がする。無理に自傷や火炎シナジーを求める必要が無い。
太陽の炎の鍛冶 ☆4
完全には信じきれないが、テンポデッキとハンドバフは好きなので、少し期待して☆4
ソーリベローレ ☆2
火炎シナジー頼みなのが使いにくい。復活に回数制限もあるし。復活しても4/4急襲は左程強くも無い。
背水の陣 ☆1
引きたいのはコピーが出てくる「モアシャンの精鋭」かな。4マナは効果の割に重い。こいつを出した次だと5ターン目以降になってしまい、悠長だし、今のウォリアーはそれまでにテンポを取っておくことが難しいと思う。
妨害的スペルブレイカー ☆2
やられた方はうざったいが、現状は「破棄されると困る」キー呪文があまりなく、低コスト呪文を何枚も使うことが多いと思うので、ミニオン破棄に比べて破棄による相手への妨害効果が薄いように思う。エピックなのも難点。
シルバーフューリーの猛者 ☆2
体力寄り急襲は何かしらコスト低減できれば使えた実績があるが、これだけだと急襲がどこまで有用なのかな?中途半端な気がする。
総評
ハースリプレイの数字では強いのになぜか人気が無いウォリアー。今回も同じ立ち位置だろうなぁと思う。火炎シナジーは火炎という特性だけなら全く使われず、自傷や他のカードとのシナジーで使用率が変わるだろう。それにしても「妨害的スペルプレイカー」なんて、なんでウォリアーのカードなんだろう?ウォリアーはなにをしたいんだ
中立
凄腕の武器商人 ☆4
アンデッドデッキって、死んでもらわないといけないアンデッドを1ターン目に出せることが結構重要だと思うので、こいつは使えると思う。
腐敗の卵 ☆4
久しぶりの卵系。自壊というよりは、バフされて動く感じだろう。低マナアンデッドは使いやすいと思う。
バンシー ☆3
こういう修飾語の無い名前ってすごく貴重。腐敗の卵と組み合わせると強いだろう。
本影のガイスト ☆1
古風な効果。今の環境はランダム呪文を手に入れるくらいならそのまま必要な呪文を手札に持っておけば十分だろう。
御霊伍長 ☆1
こういうのは弱いよ。絶対死ぬのでアンデッドシナジーには使えるかもしれないけど。
ヴライクルの死霊祭司 ☆3
1マナアンデッドも多いし、結構使えると思います。
感染した農婦 ☆1
本体が2/2でアンデッドだったら強かったろう。場持ちはするしトークンのアンデッドシナジーがあるが、3マナ体のアンデッドシナジーカードとの相性があまり良くないと思う。
アスタラー・ブラッドスウォーン ☆2
最終形の「炎の使者アスタラー」はデナスリアス陛下と効果が似ているが生命奪取が無い。それまでに2回貧弱スタッツカードを出さないといけないのも悠長だ。特に中間体の「守護者アスタラー」を出す機会が無いだろう。ドルイドなら使うかもといったところだ。
検死官 ☆3
凍結だけだと弱いが、マナ渇望の沈黙効果が強い。沈黙が効果的なデッキが流行ったらメタカードとして採用されるかもしれない。「ダマラセヒトデ」で良いような気もするが。
ボーンフリンガー ☆2
さすがに効果が地味。闘技場だと強いかも。
ホークストライダー伯楽 ☆4
場に残りそうだし、ミニオンの種族を限定しないから、中立エピックにしては結構強いと思う。
流血の騎士 ☆2
地味。クエストウォーロックだと使えるけど、クエスト流行っていないからな。アンデッドだったらもっと使われたと思うけど。
チビアンバードラゴン ☆3
ドラゴン種族いるっちゃいるけど、今時流行らなさそうな性能だと思う。
クリスタルのブローカー ☆1
マナ渇望10まで行けば結構強いけど、コントロールデッキには入れにくいから中途半場な性能だと思う。
シルバームーンの秘術師 ☆1
低スタッツだし、顔に当てられないのは使えない。
魔法付与師 ☆1
生命奪取が強くなるけど、ミニオン限定で、かつあまり生き残れなさそうだしエピックなので、使われないだろう。
スコージレイジャー ☆1
進化で出てきたら当たりだけど、素出しが弱すぎる。ネタ枠。
シルバームーンの哨兵 ☆1
条件付きでスタッツ上げる系のミニオンって、なぜか使われないことが多い。
サンフューリーのクレリック ☆3
マナ渇望が無くても強い効果。横並びデッキではあまり回復は要らないが、プリーストなんかでは結構使えそう。それ以外では微妙
ネルビアンの大臣 ☆3
アンデッドシナジーがなくても弱くはない。ローグなどで有用だろう。
ドラッカリの防腐術師 ☆2
アンデッドがゾンビを生み出すカードが多いので、さらに蘇り付与は過剰じゃないですかね?種族限定なのも使いにくい。
皮散なゾンビ ☆1
凍てつく玉座の騎士団にもおんなじ効果のカードがあったけど、全く使われなかった。そこからの進化も無い。
疫病スプレッダー ☆4
コンボデッキ潰しとして優秀に思う。シオターより嫌がられるんじゃないかな。
聖域のスペルベンダー ☆1
今時これは無いでしょ。こいつが受けようが別のミニオンが受けようがあまり変わらないと思うし。ダメエピック
シルバームーンの鎧職人 ☆1
シンプル過ぎて使われない。発見で出てきたらピックするかも。
街路の掃除屋 ☆3
4マナで2ダメージはもう一歩というところだが、「火吹き女」的な使い方でそれなりの全体除去として使われる時おありそう。
増蝕グール ☆2
スタッツが低めだし、挑発が無いとちょっとね。
空間移転の指導員 ☆3
「魂の監視者」と似たような効果。そこそこ使われると思う。ただ、断末魔環境になると逆に困るかもしれない。
不屈のサンレイン ☆3
生命奪取付きが偉い。攻撃力をバフすれば結構いやらしいカードとなるだろう。
破肌のガーゴイル ☆1
スタッツが低いしこのコストでは地味な効果。使われない。
ボーンロード・フロストウィスパー ☆5
こいつは悪さされる。獄吏王でもいいし、ブラン・デナスリアスコンボもいけるし。挑発を回避するために「ダマラセヒトデ」も持っておきたい。こういう極端なカードは良くないと思うんだけどな。
ロースマー・セローン ☆4
昔いた、手札だけ2倍効果の「エメリス」よりは断然使いやすいし強い。中立で雄叫びなのも良い。ドローさえしっかりできれば、小粒アンデッド軍団ラッシュとかできたら面白いだろう。
インヴィンシブル ☆3
系3回バフできるのは魅力的だが、対象がアンデッドだけなのと、対象がランダムなのと、本体が高コスト低スタッツなのがどうにも使いにくい。手放しで使うカードでは無い。
肉の巨怪 ☆2
本体が弱いがアンデッドは断末魔効果が多いので、召喚は強い。ただ、個人的にはアンデッドはビッグデッキ向きではないと思っているので、小粒アンデッドを召喚しても割に合わないように思う。
太陽の泉 ☆5
現在でもそれなりに使われている。無料の時点でみんな持っているし、コストも可変なので意外と取り回しも良い。ただ、ランダム呪文はプールが広いのでかならりハズレが多いのが欠点。ものすごく使われるわけでもないだろう。